
国際行動分析機構
(International Behavior Analysis Organization®)
【ABA療育で、国際資格を重視する理由】
ABAは、行動と環境の関係を科学的に捉え、学習や生活を支える専門分野です。
何を目標とするのか、どのように教えるのか、記録をどう評価し、いつ支援を見直すのか。
こうした一つひとつの判断が、子どもの学習や生活に大きく関わります。
そのため、ABAは知識やテクニックをいくつか学べば実践できるものではありません。
体系的な専門教育に加え、実践経験、スーパービジョン、倫理、そして継続的に学び続けることが必要です。
一方、日本では、ABAの専門教育から監督下での実務、倫理までを一体として扱う専門職制度は、まだ十分に整備されていません。
また、ABAを体系的に学び、専門家から継続的なスーパービジョンを受けられる環境も限られています。
ABAの専門職制度や教育・実践の基盤は、北米を中心に発展してきました。現在では、行動分析士が独自の専門性を持ち、言語聴覚士や心理職、それぞれの専門性と役割に基づいて協働する体制も築かれています。
だからこそオーティネットでは、教育、実務経験、スーパービジョン、試験、倫理、継続教育について一定の基準が設けられた国際資格を重視しています。
「海外の資格だから」という理由ではありません。
ABAという専門性を、どのような訓練を受け、どのような基準のもとで実践しているのか。
その背景まで確認できることを大切にしています。
【ABAの専門性は、短期間の学習だけで身につくものではない】
療育や発達支援に関する資格には、さまざまなものがあります。
ただ、資格を持っていることだけで、
その人がどの程度の専門教育や実践訓練を受けているのかまで分かるとは限りません。
ABAでは、行動を観察するだけでなく、アセスメントを行い、現在の行動レパートリーや学習履歴、環境との関係を考えながら、目標や教え方を設計します。
そして、実際の記録をもとに、その支援が適確だったのかを継続的に評価します。
例えば、言葉で要求することが難しい子どもに、今どのような伝え方を教えるのか。
課題を避ける様子があるときに、課題そのものが難しいのか、教え方に問題があるのか、
別の要因が関係しているのか。
同じ行動が見えていても、必要な支援が同じとは限りません。
その判断を担うには、知識だけでなく、専門家から指導を受けながら実践を積み重ねることが必要です。
療育を選ぶ際には、担当者の人柄や関わり方だけでなく、誰が支援を設計・監督しているのか、
その人がどのような専門教育と実践訓練を受けているのかも、ぜひ確認していただきたいと考えています。
IBAは、学習と実務を積み重ねて取得する専門資格です。
資格
1. 国際行動分析士(International Behavior Analyst® / IBA®)
IBA®は、大学院レベルの学習と270時間の専門教育、1,500時間の監督下での実務経験、75時間のSV、実践スキルの評価、認定試験などの要件を満たした行動分析士に与えられる国際資格です。
アセスメントや支援計画の作成、セラピーの監督など、
ABAサービスを専門的・倫理的に提供する役割を担います。
2. 国際行動療法士(International Behavior Therapist® / IBT®)
IBT®は、40時間の専門トレーニング、300時間の監督下での実践、10時間のSV、認定試験などの要件を満たしたセラピストに与えられる国際資格です。
行動分析士の監督のもと、言語・コミュニケーション、日常生活、社会的スキル、学習などについて、クライアントへ直接セラピーを提供します。
※2026年9月時点の主な要件です。学歴・継続教育等の条件もあり、登録時期・取得ルートによって適用条件は
異なります。
【取得後も続く、学びと倫理上の責任】
IBAは2年ごとに更新が必要で、
ABAの専門知識、倫理、スーパービジョン、文化的な背景への配慮などについて、継続教育が求められます。
また、子どもの尊厳や意思を尊重し、安全を確保すること、ご家族に支援について説明し同意を得ること、
個人情報を守ることなどが倫理基準に定められています。
専門知識とともに、子どもとご家族への責任が求められます。
【研究と臨床の実績を持つ専門家が支える、IBAO】
IBAOは、ABAの教育水準と倫理的な実践を支え、
支援を受ける人々を守ることを目的とする国際的な資格認定機関です。
専門諮問委員会には、5大陸・60か国以上の行動分析士が参加しています。
共同創設者のマイケル・ミューラー博士(Michael M. Mueller, Ph.D., BCBA-D, IBA) と
アジャム・ンコシ博士(Ajamu Nkosi, Ph.D., BCBA-D, IBA) は、
臨床実践に加え、応用行動分析の専門誌『Journal of Applied Behavior Analysis』での研究発表や専門書の執筆に携わってきた行動分析士です。
ミューラー博士は、日常生活スキルの評価・指導に用いられる「AFLS」の著者の一人でもあります。
こうした研究・教育・臨床の蓄積を持つ専門家が、IBAOの認定制度に関わっています。
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オーティネット代表
IBA,BCaBA
若井 道子
Wakai Michiko


ジョージメイソン大学卒
アメリカで4年間
ASDやコミュニケーション、行動面で支援を必要と
する子どもたちにABA-VBセラピストとして活動
VBの代表格といわれるDr. Vincent Carboneなど
数々のワークショップに参加
2005年 協会認定行動分析士(BCaBA)取得
2006年 オーティネットを設立
2024年 国際行動分析士(IBA®)取得
※IBA®取得は日本では2人目
